高橋門樹の授業の様子が町田市立七国山小学校のホームページにアップされました

 昨年末に町田市立七国山小学校からご依頼をいただき、小学校3・4年生の「そろばん教室」を担当させていただきました。3年生と4年生のすべての学級で2回ずつの授業です。ちょうど昨年末に、新年から≪もんじゅ≫の教育活動をなんらかの形で教室外にまで発展させ、社会への貢献または還元をしたいと考えていたところでしたので、二つ返事でお引き受けしました。

 現在、文部科学省は小学校3・4年生の算数の授業にそろばんを組み込んでいます。内容は、文科省「小学校学習指導要領解説 算数編」(平成29年6月)によると、「そろばんによる数の表し方」と「そろばんによる計算の仕方」です。通常の算用数字(アラビア数字)とそろばんによる数字表記や、筆算による計算とそろばんによる計算の異同などを示すことが、指導者に課されます。

 また上記「小学校学習指導要領解説 算数編」の「第1章 総則」の中では、「教育内容の主な改善事項」として「伝統や文化に関する教育」が挙げられています。算数教育における伝統や文化がいかなるものを示すのかについて、指導要領解説の中に説明はありませんが、そろばんに関してはそろばんの歴史と発展や、日本の伝統的工芸品として指定を受けていることなどが想定されます。

 今年の1月に同校の副校長先生とボランティア・コーディネーターの方にお会いして授業内容等について打ち合わせをし、2月に計6回小学校へ行って授業を行ないました。教室では各学級の担任の先生とボランティア・コーディネーターの方が、授業の進行のお手伝いをしてくださいました。また、事前に校長先生に許可をいただき、授業の最後で生徒さん全員に授業改善用の授業アンケートを書いてもらいました。

 昨日2月23日(金)が最後の授業で、授業後に校長先生と少しお話をすることができました。校長先生は授業を撮影されていて、早速、同校ホームページの「学校日記」に当日の記事に写真が添付されていました(添付写真)。写真には、パワーポイントでローマそろばん・中国そろばん・日本そろばん等を紹介する大型モニターや、黒板に吊るした大型そろばんで計算を披露する生徒さんの様子などが写っています。

 開塾から5年の≪もんじゅ≫は、小学校でのそろばん教室が今回初めてでしたので、知り合いのそろばんの先生に授業方法を教えていただき、試行錯誤で授業を準備しました。積極的に授業に参加してくれる小学校の生徒さんたちが多く、楽しく授業をすることができました。授業内容や授業アンケート結果は、問題のない範囲で、こども教室もんじゅのホームページとフェイスブックの別稿で後日ご紹介します。ご興味のある方は、そちらもご参照ください。

(高橋 門樹)