もんじゅ≫は5年前から町田市内の小学校で、3・4年生の算数の時間にそろばんボランティア授業を行ってきました。このたび、町田市立七国山小学校の校長先生の推薦で、今年度末に「町田市学校支援ボランティア感謝状」を町田市教育委員会から贈呈していただくことになりました。まったく想定外のことで驚きましたが、ありがたいことです。おそらくノートPCを持ち込み、パワーポイントを使ってそろばんの歴史やフラッシュ暗算を見せたり、そろばんのアニメソフトで読上げ算をしたり、簡単な英語読上げ算をしたことを新鮮に受け止めていただいたのだと思います。町田市全体でそろばんが盛りあがればと思います。

七国山小学校に始まり、昨年は鶴川第3小学校、今年は鶴川第4小学校でもそろばん授業を高橋門樹が担当します。東京都の小学校全体でそろばん教室にそろばん授業を依頼する学校は、約3分の1あります。町田市内もほぼ同じ割合です。もちろん、そろばんが得意でそろばん指導の上手な先生が教えてくだされば、それはそれでいいのですが、日本の伝統文化としてのそろばん経験だけでなく、フラッシュ暗算や英語読上げ算など、最新のそろばん練習法や活用法も知ってもらえると嬉しいです。時代はかつての計算器としてのそろばんから、多機能な学習教具としてのそろばんへと様変わりしました。

実はある小学校で、4年生以上が対象の週1回のクラブ活動で「さんすう英語クラブ」を提案したところ、校長先生が興味を示して前向きに検討してくださっています。英語読上げ算でたし算とひき算をするだけでなく、かけ算、わり算、小数、分数のほか、簡単な文章題を英語でできるようにします。たとえば“Two cats and Three dogs. How many animals are there in total?”(ネコが2匹、犬が3匹います。動物はあわせて何匹いるでしょうか?)というものです。簡単な単語で問題を聞いて答えられれば、英語がもっと楽しくなります。英語学習は会話だけでなく学習英語を修得してこそ語学運用能力が高まります。これからも新たな試みをどんどん発案し、実現していきたいと考えています。