2018年4月13日の『東京新聞』に、そろばんの習得に励むお子さんを紹介する記事「やる気、総合力アップ 願いましては… そろばん効果 ご明算」が掲載されました。昨年、読上げ算の小学2年生以下の部で日本一になった小学校3年生の男子や3ケタ同士のかけ算をそろばんでこなす中学校1年生の女子、そしてそろばん指導者たちへのインタビュー記事です。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201804/CK2018041302000192.html
以下に内容の一部を紹介します。
珠算教室を運営している「イシド」の沼田代表は、「そろばんは単なる『計算の道具』ではありません。子どもたちの能力を開く重要なツールです。」「そろばんで身に付くのは『計算力』だけではありません。集中力や記憶力、判断力など総合的な力が身に付きます」と言います。
同記事は単なるそろばん教室の生徒紹介にとどまらず、文科省がそろばんの教育効果を認め、昨年改訂された最新の学習指導要領では「そろばん」に関する記述が充実していることも指摘します。文科省の担当者は「子どもの教育にとって、そろばんは今もなお効果的との考えを表している」と述べているとのこと。
ここ30年ほどで電卓やパソコンの普及によってそろばんの有用性が見失われたかに思われてきましたが、近年、幼稚園児・小学生の間でそろばんを習うお子さんが増えています。計算力はもちろんのこと、一定時間集中して勉強する習慣がつくことなど、ゲームで遊んでばかりいる子どもを机に向かわせるのに適した良い習い事として見直されています。
(高橋門樹)