7月2日(日)に、全国珠算教育連盟東京都支部主催の東京珠算選手権大会(平成29年度)が国立オリンピック記念青少年総合センターで開催され、≪もんじゅ≫の生徒6名が参加しました(写真上は小学4年生以下の部の会場)。2013年に開塾した≪もんじゅ≫は、今年が4回目の参加です。

少人数ながら当教室から選抜された生徒さんたちはよく頑張り、≪もんじゅ≫は団体賞の3等をいただくことができました。いただいた賞状とトロフィーは、さっそく教室玄関の正面に飾りました。個人総合競技と読上げ暗算、読上げ算、フラッシュ暗算の全種目で入賞した生徒さんもいました。

小学5・6年生の部の開会と閉会では、全珠連東京支部の村田秀雄顧問がお話をしてくださいました。最年少プロ棋士の藤井聡太4段がプロ将棋の連勝記録を更新したように、ここにいる若者たちが次世代の珠算界を発展させてもらいたい、ただし常に謙虚さと感謝を忘れないように、とのご主旨でした。

生徒さんたちは朝から大会で奮闘した後、夕方に≪もんじゅ≫の教室に戻り、迎えにいらしたお父様とお母様たちに、教室内で結果報告や感謝を伝えしました。親御さんたちはお子さんたちの頑張った成果を知って、来年の再挑戦を勧めてくださっていました。

大会参加で刺激を受けるのは、やはり誰よりも生徒さんたちです。大会から2週間後、先日の日曜日に≪もんじゅ≫そろばん・暗算コース選手団の練習があり、大会に参加できなかった生徒さんも含めて、大会の振り返りをしました。そこでは生徒さんたちから色々な意見や情報が出てきました。

「入賞をねらうなら1問の間違いでも致命的。速く計算するだけでなく正確さが求められる」「会場の机が斜めに傾いているので、割りばしをそろばんの枠に取り付ける方法を覚えたほうがいい」「普段の練習とは問題数と制限時間が違うから、大会に合わせた練習が必要」「暑さ対策に水筒を持参しよう」などなど。

大会で賞状やトロフィーの獲得を目標にすることはもちろんのこと、大会に参加するだけでも子どもたちは様々なことを考え、それを仲間たちに伝え、次の課題を設定していきます。参加者1人1人が感想と反省点を語り、低学年の未参加者が質問をしているのを見て、大会に出ることの意義を改めて感じました。

(高橋門樹)