SNSのトレンドで、「そろばん留学」という言葉を目にしました。

もしや?と思って読んでみたら、やはり、少し前に朝日新聞の天声人語で読んだ「そろばん留学1期生の記事と重なる内容でした。

その記事は親日家のトンガの国王が、そろばん教育を自国で普及させたいと、留学生を日本に送り出した話から始まっていました。それ以来およそ30年のそろばん交流が、現在、ワールワールドカップで盛り上がっているラグビーにつながっている…ということは、そろばん業界にとって、何とも喜ばしい国際交流ではないでしょうか!!

そして、タイトルの話に戻ると、このヤフーニュースの記事によれば、日本代表初の海外出身選手が、現在、大学のラグビー部でシニア・アドバイザーを務めるノフォムリ・タウモエフォラウ氏(63)であり、彼の日本来日の目的はラグビーではなく、そろばんだったとのこと。

実際に、トンガと日本のそろばん交流は今でも毎年あり、≪もんじゅ≫が所属する全珠連東京都支部の同じ地区のある先生は、毎年トンガを訪れてそろばん指導を行っている一方、トンガからも毎年、海外のそろばん学習者が日本で一同に会して行う合宿に生徒さんが参加しています。

今年8月に東京武道館で開催され、当教室も参加した「世界そろばんフェスティバル」にも、今年来日した生徒さんが参加されていました(これに関する記事はこちら)。

そろばんが国際交流の架け橋になるというのは、日本人が海外に出かけた際に、その技を披露すると驚かれることが多々あることからとても頷けます。

最近、米国のニューヨークタイムズ紙でも、中国メディアの捜狐でも、そろばんとその教育効果について取り上げられていました。日本でも教育効果が改めて注目されるようになりましたが、実は海外に目を転じると、諸外国の方がより熱い視線をそろばんに送っているように感じることが多い今日この頃なのです。