あらためまして、新年あけましておめでとうございます。
2015年は、当教室が開塾して3年目を迎える年となります。
初年度から通ってくださっているお子さまたちは、音読・書きとりコースであれば、声に出して読みながら知識を定着させることや、漢字の書き取りにもすっかり慣れ、体感しながら知識を増やしていく楽しさがしっかりと身についてきました。
そろばん・暗算コースのお子さまたちは、間違いなく計算能力が飛躍的に向上していますし、それに伴い、集中力にも明らかに磨きがかかっています。特に上級クラスで時間をはかって行う練習では、ピンとはりつめた緊張感の中、真剣なまなざしでそろばんの珠をはじく姿に圧倒されるものがあります。
また、昨年の終盤に新たに開設した作文・読書コースでは、1ヶ月も経たないうちに、文章をまとめる力がみるみるつき、本を読む習慣や辞書をひく習慣はもちろんのこと、文章を読み込む力と、それをアウトプットする力が身についてきている様子が見て取れます。
日本の戦後の教育は曲がり角を迎えて以来、ゆとり教育、その揺り戻し…と迷走しています。社会自体が大きく変容している中では、これからの世の中で求められることも大きく変わっているはずなのに、教育は旧態依然のままの部分がまだまだ大きく、柔軟に変化することができず、もどかしいことこの上ありません。
《もんじゅ》では、お子さまたちに、自分で問題を見出し、その解決方法を模索し、考えながら行動できる大人になってほしいと思っています。そのことを常に念頭に置きつつ、そのような大人になるために、子どものときに身につけたいこと、身につけるべきことが何かを考え、それらを具体的に日々の授業に落とし込んでいくよう心がけています。
まずは、基本的知識、読み書きと計算能力。そして、体感しながら学ぶこと、知らなかったことを知ること、できなかったことができるようになることの楽しさ・嬉しさ・達成感を知ってほしいのです。そうなれば、その次の段階として、知的好奇心が必ず大きく育ちます。豊富な知識や教養を身に付けて、物事を柔軟に考える力をもち、集中して何かに取組むことができるようになれば、目まぐるしく変化する社会の中でも、自分の軸を持ち、自分の頭で考えて行動できる人になるはずです。《もんじゅ》はそのためのお手伝いをしたいと常々思っています。
こうした考えに賛同してくださる保護者様と共に、未来の宝物であるお子さまたちと今年も一緒に学んでいく所存です。
《もんじゅ》では、1月13日から今年の授業が始まります。授業の開始と共に、九九検定や珠算・暗算検定試験、続いて2月も検定試験やコンクールなど、日頃の学びの成果を発揮するイベントが目白押しです。一緒に頑張りましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。