4月上旬に全面オンライン授業に切り替えて、思うことがたくさんありました。

≪もんじゅ≫では、4月半ばの時点で、GW明けに学校が再開する可能性は低いと判断していました。コロナ収束の定義は様々ですが、一度収束するかにみえても第二波・第三波がくるという予想や、ワクチンが開発されるまで1年から1年半はかかるという見通しなどがある通り、とても短期で通常の生活に戻れるとは思えなかったためです。

≪もんじゅ≫では4月半ばの時点で以下のようなお知らせを保護者宛に出していました。

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COVID19がGW明けで収束に向かうのであれば、遅れを取り戻すという考えでもよいかもしれませんが、休校が夏休み前まで、あるいは半年も続くとしたら、子どもの学びも、大人の生活スタイルも全く違う考え方をしなければいけません。

コロナ後の世界はコロナ前とは全く違う世界になっているでしょうし、もうコロナ前と同じ状況はあり得ないと判断しました。収束した時の風景は、バブル崩壊、リーマンショック、311などの時とは、どれも比べ物にならないほど景気が落ち込み、壊滅的な状況になっていることは間違いありません。

そうなったときに、これまでの価値観を引きずっていては前に進めません。学校も仕事も人々の考え方も世の中の仕組みも大きく変わるはずです。そして、これだけ大きな変化が起きれば、子どもが学ぶべきことも変わってくるように思います。

≪もんじゅ≫では日頃から繰り返し「自分の頭で考えて行動する」重要性を説いてきましたが、まさに現在は予想もしなかった正解のない事態を迎えており、私たち大人がどのように考えて行動するかを問われているところだと言えるでしょう。

≪もんじゅ≫のスタッフはその模範となるべき使命を強く感じておりますので、率先して行動していきます。順調にいかないことも多々あるかと思いますが、改善に改善を重ねて少しでもより良い方向に進むように精進いたします。すべてはお子さまたちの「学びを止めないため」です。
保護者の方々のこれまでのサポートに深く感謝するともに、今後もご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

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長期休校や様々なイベントの中止など、これから「戦後初めて」と言われることが立て続けに起こることは間違いありません。

もう元に戻ることを考えるのではなく、これからの未曽有の事態をどう乗り切っていくか、≪もんじゅ≫ではまったく新しい価値観で対応していくと共に、お子さまたちにも従来の枠にとらわれず、これからのことを考えた教育をしていきたいと考えています。