≪もんじゅ≫の生徒さんが、早稲田大学国際教養学部、早稲田大学文化構想学部JCulP(英語学位コース)、慶應義塾大学総合政策学部、上智大学国際教養学部に合格したことは「お知らせとご報告」で既にお伝えしました。
この中で、早稲田大学文化構想学部JCulP(英語学位コース)でのAO受験は、とりわけ、学校の成績・英語スコア・志望理由書の書類選考による一次合格の後、二次試験は大学教員2名と英語でのウェブ面接を経て合格が決まります。15分ほど文化論などに関して英語で受け答えをしました。
注目すべきは、慶應義塾大学総合政策学部と早稲田大学文化構想学部JCulpの入試での彼女の自己アピール内容です。特に後者の受験では、珠算と書道が二本柱でした。約10年にわたって修練してきた日本の伝統技能の特徴と現代における意義、そしてそれを英語で世界に発信する必要性を力説し、それが合格に結び付きました。多くのご家庭でそろばんやお習字は小学校で終わりにして、中学からは塾に入って勉強に集中するというのが一般的かもしれません。しかし、それでは「子どもの習い事」で終わってしまいます。中学・高校まで継続してこそセミプロレベルの実力と実績が身につくだけでなく、入試でも武器となります。受験勉強中には週1回の気分転換にもなります。全国レベルの珠算大会では、東大・早大などが団体優勝を競っています。お子様が好きで継続している「習い事」は、継続してこそご本人の個性となり、人生の様々な局面で生きてきます。長い目でみて、そろばんなど文化的な習い事の意義をいま一度考えてみることをお勧めします。