全国一斉休校要請から約2週間が経過しました。

この2週間、新型コロナウィルス感染拡大の状況、保護者の方々からのご意見、近隣の小学校での預かり、政府による政策対応、そして3月14日の首相の記者会見などを踏まえた上で、≪もんじゅ≫では改めて今後の対応を検討いたしました。

その上で、3月後半も引き続き従来通りの授業を行うことを決定いたしました。

まず、先日もお伝えした基本的に子ども同士の感染がほぼないという状況は、時間が経過しても世界で共通しております。むしろ、厚生労働省は休校によるデメリットを理由に、人が密集していなければ公園での外遊びや図書館での読書などは感染リスクが低いという見解を示すようになりました。

また、町田市では小学校が学童以外に、1~3年生の学校での預かりを3月13日から始めました。こちらも過度な接触を避け、換気などをすることで感染リスクを下げ、現実的な対応に困るご家庭に配慮した対応です。

そして、何よりも、3月14日の首相による新型コロナウィルスに関連した2度目の記者会見で緊急事態宣言が発令されなかったことがあります。会見をすべて吟味しても、経済対策を含め目新しいことは発表されず、学校に関する新たな要請もありませんでしたので、各自治体での学童や預かりの方針に変更はないだろうと判断いたしました。

以上が、従来通りの予定で授業を続ける理由です。

具体的には、引き続き通常授業、昼間のお預かり(3月19日まで)、欠席の場合は無期限の振替で対応いたします。

この2週間の日中の預かりでの成果は、日々決めたことに取り組んだお子さまの勉強習慣の定着と驚くべき学習能力の伸びでした。特に、毎日あるいは定期的にいらしたお子さまは通常よりもはるかに速いペースで勉強を進めることができました。問題集やドリルをどんどん進めることができたり、そろばんであれば珠算・暗算の練習を毎日することで手に届かなかった級を受験できるようになったりと、著しい上達が見受けられました。これは裏を返せば、休校期間と春休みの1ヶ月間をなんとなく時間を過ごしてしまった場合、こうした機会を逸失してしまうことを意味します。その点を多少でも補うことができたことは有意義でした。

とはいえ、さらなる感染拡大に向けた準備も進めています。今後の判断次第では、一斉にオンライン授業に切り替えられるよう、現在、その方法や時期、判断基準を探っているところです。引き続き保護者の方々とは密に連絡を取り合いながら、総合的に判断していきます。