1 コースの目的と概要
読書はすべての学力の基礎です。読書によって漢字を知り、言葉を覚え、多様な考え方を学びます。お子さんの学力向上を願うなら、小学生のころから読書ずきにすることが大切です。とはいえ、読書習慣を身につけさせるのに四苦八苦されているのが、多くのご家庭の実情かと思います。
小学校では、読書感想文や作文が毎年、宿題として課されます。本来は豊かな情操教育が目的に行われているものなのですが、多くの場合、どのように課題図書を読みこなして文章執筆するのかについて、きちんとした指導を受けていないために、お子さんが作文に対して苦手意識を持ってしまう結果となっています。
そこで≪もんじゅ≫では、無理のない読書量と丁寧な指導で、お子さんが作文・読書ずきになるコースをつくりました。バランスよく4種類(偉人伝、理科読み物、ドキュメンタリー、文学作品)の本を読み、それぞれ異なる質問を出します。書籍テキストの読書量は毎週15ページ前後、質問に解答するワークシートは毎週1~2ページ分です。
2 書籍テキスト
下記A~D、4種類の書籍の各学年用をテキストとして使います。これを週替わりで読み、1年間ですべて読み切ります。偉人伝から人間のエネルギーを感じ、科学読み物から一問一答式のノートの作り方を覚えます。ドキュメンタリー作品からは出来事の時系列的な書き方を知り、文学作品から独自世界の展開の面白さを楽しむことができます。
A(第1週)偉人伝 『10分で読める伝記』 学研、864円(税込、以下同じ)
B(第2週)科学読み物 『なぜ?どうして? 科学のお話』学研、864円
C(第3週)ドキュメンタリー『読む知る話す ほんとうにあったお話』講談社、,950円
D(第4週)文学作品 『齋藤孝のイッキによめる! 名作選』講談社、1,080円
3 ワークシート
これら4冊のテキストに関するワークシートでの質問には次のようなものがあります。「この主人公(偉人)は何をした人でしょうか」、「あなたが気に入った主人公の言葉は何ですか」、「設問に対する解答を本文から抜き出して答えてください」、「あなたが発見したことはなんですか」、「いつ、どこで、だれが、なにを、どうした、の5要素を入れて出来事の要約をしましょう」、「この作品の優れた文章表現を抜き出しましょう」、「セリフ、場面、結末のどこかを部分創作してみましょう」など。
この毎週の書籍テキストに関する基本ワークシート以外にも、①日記ワークシート、②読書感想文ワークシート、③新聞記事書写ワークシートの3種類を、自由課題として用意しています。書籍テキストはいわば日常的な読書と作文の基礎訓練である一方で、①では自分の体験と思考を短い文章で書きとめる訓練です。②は読書感想文の必須要素である要約、重要な場面とセリフの抽出、作者の意図と自分の意見を、少なめの文字数でまとめます。③では世の中の動きを知りつつ、簡潔な事実記録の文章作法を学びます。
4 提出、添削・返却、効果
毎週1枚のワークシートを作成し、それを2週間ごとに月2回、郵送で≪もんじゅ≫へ提出していただきます。記入済みワークシートは≪もんじゅ≫指導スタッフが添削をします。やる気を促すほめ言葉を中心に、原稿用紙の使い方や文章表現のアドバイスを余白に書き込みます。受領後1週間以内に添削して郵送で返却しますので、生徒さんがワークシートをポストに投函してから、添削済みのワークシートが自宅に返却されるまでは、およそ10日ほどです。返却されたワークシートはクリアファイルにためていくと、1年後には分厚い作文ファイルとなり、作文に対して大きな自信がつきます。
これまで受講された生徒さんやそのお母様からは、「子どもが毎週、添削コメントを読むのを楽しみにしています」、「なかなか定着しなかった読書と作文の習慣が、できるようになりました」、「今では作文がまったく苦にならなくなっただけでなく、むしろ作文の宿題を楽しみにしています」、「先日の読書感想文課題で、いままでで一番良い評価を学校でいただきました」などの感想をいただいております。
5 費用(税込金額)
毎月の費用は、①受講料5,400円と、②諸経費540円(封筒、返却用切手、ワークシートなど)の合計5,940円です。初回はこれに③入会金5,400円(ご兄弟姉妹でご入会の場合、入会金は最初のお1人分だけです)と、④書籍テキスト代がかかります。④は実費を≪もんじゅ≫へ受講料等と一緒にお支払いいただき、≪もんじゅ≫が通販Amazonから送料無料でご自宅へ配送される手配を致します。自由課題ワークシートの新聞記事書写は、新聞テキストとして、小学生向けの週刊『読売KODOMO新聞』(月540円)を、生徒さんのお宅で最寄りの新聞販売店から定期購読する手続きをしていただきます。
なお、前述の自由課題①~③の添削指導は、追加料金がかかりません。当コースを受講の生徒さんの中には、書籍テキスト4冊の基本ワークシートのみに集中して取り組む生徒さんもいれば、毎週、日記ワークシートと新聞記事書写ワークシートもあわせて提出する生徒さんもいます。≪もんじゅ≫は生徒さんが課題をこなせばこなすほど、お得になる料金設定となっています。
作文・読解能力は、定期的に本を読み、文章を書いていれば、誰でも向上すると、≪もんじゅ≫は断言できます。楽器でも最初から大曲を演奏することは不可能でも、日頃から練習を積み重ねて、発表会を何度もこなしていくうちに、以前は他人が演奏しているのを聴いて「すごいなぁ」と思っていた曲を自分が演奏できるようになっているのと同じです。とりあえず1年間、一緒に毎週約15ページのテキストを読み、1ページほどのワークシートをこなしていきませんか。1年後にはお子さんが自分の作文能力の上達に驚くことを請け合います。