今月の≪もんじゅ≫「音読・書き取り」コースの4年生の授業では、鎌倉将軍3人と室町将軍3人を勉強しました。主要な将軍をまず3人ずつ覚えれば、他の将軍や執権は派生的に覚えていくことができます。
鎌倉源将軍3代は、源(みなもとの)頼朝(よりとも)と、その子の頼家(よりいえ)と実朝(さねとも)の3人です。実朝の後は形式上将軍が9代まで続きましたが、実質的には北条執権家が統治しました。
室町時代の将軍は、幕府を開府した初代将軍、足利(あしかが)尊氏(たかうじ)、金閣寺を建立した3代将軍・足利義満、銀閣寺を建立した8代将軍・足利義政の3人です。義政の後、応仁の乱がおこり、信長・秀吉のころの15代将軍義昭まで足利将軍家は続きました。
鎌倉時代に統治者として君臨し始めた将軍職(+執権職)ですが、鎌倉時代は将軍9代+北条執権家16代、室町時代は足利将軍家15代、江戸時代は徳川将軍家が15代と、時代ごとに似たような人数が輩出されています。
≪もんじゅ≫の生徒には、鎌倉将軍「みなもとのよりとも、よりいえ、さねとも」と室町将軍「あしかがたかうじ、よしみつ、よしまさ」をセットで、10回ほど声に出して繰り返させてから、「鎌倉3代将軍は誰?」「金閣寺を作ったのは誰?」「尊氏は何時代の何代将軍?」などと質問して、将軍名を覚えさせます。子どもたちは案外こうした暗記とクイズを面白がります。
生徒の中には、先日のシルバーウィークに京都で金閣・銀閣に行ってきた歴史好き男子がいたり、昨年は「音読・書き取り」コースのみなで鎌倉七福神めぐりをして寺社の御朱印をもらったりしているので、生徒たちと鎌倉・京都談義に花が咲きました。
来月は、徳川将軍家5人を覚えます。初代・家康、3代家光、5代綱吉、8代吉宗、15代慶喜です。皆さんは、初代家康と最後の将軍慶喜のやったことはすぐにわかっても、間の3人はすぐに言えるでしょうか。≪もんじゅ≫は受験でも、大人になっても役立つ基礎的知識の習得を心がけています。