≪もんじゅ≫の音読・書きとりコースでは、
各学年で中国の古典の言葉を4つずつ覚えていきます。

全体の半分は儒学の大家である孔子や孟子の言葉を覚えます。
たとえば、
「巧言令色すくなし仁。」
「過ちて改めざる、これを過ちという。」
「己の欲せざるところは、人に施すことなかれ。」
「天の時は地の利にしかず、地の利は人の和にしかず。」
などです。

硬質な感じのする孔子・孟子のほかには、
無為自然を旨とする老子や荘子の言葉も勉強します。
「徳を以て恨みに報いる。」
「君子の交わりは淡きこと水のごとし。」
「上善は水のごとし。水は善く万物を利して争わず。」

孫子の兵法は上級生の男子が喜びます。
 「彼を知り己を知れば百戦あやうからず。」
 「百戦百勝は善の善なるものにあらず、
  戦わずして兵を屈するは善の善なるものなり。」

歯切れの良い中国の先賢たちの至言は、
子どもたちも暗誦するのを格好よく感じるようです。

    門樹