教室は3月31日から4月4日まで春休みとしましたが、COVID19の感染拡大は広がるばかりでした。

世の中では学校を含め、GWを1つの目安に動いている感がありましたが、≪もんじゅ≫ではこの未曽有の事態は想像以上に長引くだろうと考えるようになりました。

そのため、3月下旬からはオンライン授業の可能性を探っていました。LINE、スカイプ、ZOOMなどをどのコースの勉強でどれが最適なのか、どのように運用していくのか、通常授業をしている一方でスタッフ間では日々話し合いをしておりました。

また、3月までは95%以上のお子さまが通塾を希望されていましたが、春休みを境に感染の懸念を強める保護者の方々も徐々に増えてきました。

当時もまだ、子どもが感染のdriving force(拡大勢力)となる可能性は極めて低く、子ども同士の感染を示すエビデンス(事例)は未だないとの見解が専門家の方から改めて示されていましたが、一方で、少数ですが(恐らく家庭内での)大人から子どもへの感染事例が出てきました。

国による緊急事態宣言、東京都の休業要請、子どもへの感染事例…。「命を守る」ことが最優先であることは当然なので、≪もんじゅ≫ではここで全面的にZOOMによるオンライン授業へと切り替える判断をしました。

これまで準備も重ねてきましたので、あとはお子さまたちとのやりとりです。週末には何度もオンライン体験授業を実施し、また、特にそろばんコースでは、この間はお月謝と関係なく何度でもオンラインで授業を受けられるようにしました。

保護者の方々の多大なご協力もあり、結果的にオンライン授業は音読・書取り、そろばん・暗算、個別指導のいずれのコースでも、想像以上にスムーズに進めることができました。お子さまはあっという間に使いこなし、さすがデジタルネイティブ世代だと舌を巻いた次第です。

≪もんじゅ≫として、とにかく念頭にあったのは「学びを止めない」ことでしたが、このオンライン授業によって、学びの空白を作らずに済んだことは本当に良かったと思っています。

最終的に全面オンライン授業は5月末まで続けることになりました。