当教室が加盟している全国珠算教育連盟では、珠算や暗算の他に、フラッシュ暗算検定も実施しています。
珠算・暗算の試験は昨年から当教室で実施していましたが、この3月から、フラッシュ暗算検定も当教室で実施できるようになりました。

ところで、フラッシュ暗算というものをご存じでしょうか?
ここ最近、テレビ番組(それもバラエティー番組)で立て続けに放映していましたので、目にされた方も多いのではないでしょうか。

フラッシュ暗算はスクリーンに次々と映し出される数字を計算するものですが、テレビなどでみるのは4桁の数字が、たとえば0.5秒刻みで次々と映し出され、それを小学生ぐらいの子が計算して答えるというものです。

一般人からみると、それは驚異的で、あまりに常人離れした神業にみえます。
実際にこのぐらいのレベルに到達するお子さんは、正直それほど多くはありません。

が、そろばんを数年やった経験がある人であれば、頭にそろばんが浮かび、暗算といえば、その頭のそろばんを弾いて計算することは当たり前のことだったりします。

ですので、たとえば、幼稚園や小学校低学年からそろばんを数年間習っていれば、フラッシュ暗算で2~3桁の数字が1秒刻みで次々と現れ、それを計算するぐらいのことは大して難しいことではないのです。逆に言えば、そろばんをある程度習得し、フラッシュ暗算そのものの練習を少しすれば、これは「できて当たり前」のレベルです。

これほどまでに計算能力、記憶力、瞬発力、集中力を一気に鍛えられるものが、他にあるでしょうか?
かつて、そろばんで計算していた時代とは異なり、今は機械やコンピューターがいくらでも複雑で膨大な計算をしてくれます。それでも、最近、そろばん人気が再燃しているのは、算数が得意になるからという理由だけではなく、それ以外の人間の能力を驚くほど引き出してくれるからなのです。

そういう意味でも、そろばんを習っていて、暗算の能力を鍛えないのはあまりにもったいないことだと思います。

当教室では、珠算・暗算の検定試験と同様に、フラッシュ暗算の検定試験も推奨し、お子さまの潜在能力をどんどん伸ばしていきたいと考えています。