こども教室≪もんじゅ≫代表の高橋直美です。
先日、当教室が加盟している連盟のH先生のところに、イスラエルから学者、医者、学校の先生など、アカデミックなキャリアを持つ御一行が日本を訪れるにあたり、そろばんの教室を見学したいというメールがとどきました。
なんでも、イスラエルで、「そろばん」というものを知って、その機能性や優れた教育成果から、並々ならぬ関心を持たれたとのこと。実際に「そろばん教室」というものを体験したいということで、ベテランのH先生のところにお問い合わせがあったのです。
私は日頃から連盟の仕事でH先生にはお世話になっている間柄なのですが、そのお話を伺ったとき、ぜひとも都合のつく範囲で参加させてほしいとお願いして、H先生が同行する2日間のうち、半日だけご一緒することになりました。
とはいえ、こちらも教室等の仕事があるので、残念ながら、珠算・暗算・フラッシュ暗算で10段の生徒さんが大勢いらっしゃる教室の見学などには行くことができず、私が同行したのはもっぱら「そろばん以外の」観光部分でした。
それでも見学した際のお話を伺うと、百口のフラッシュ暗算(次々と100個映し出される数字を頭で計算する暗算)を、あえて会話を交えながらこなすなど、超人的な能力に度肝を抜かれたようです。イスラエルの方々は、そろばんの授業風景をご覧になって、計算能力のみならず、右脳の発達への有効性も強く感じられたそうで、本当に感銘を受けていらしたようです。
海外の各地でそろばんブームが起きていることは聞いておりましたが、間近にその方々と接して、改めて、そろばんの普及に努めなければとの思いを強くしました。
余談ですが、私の名前はイスラエルでとても一般的な名前らしく、「私の母と娘が同じ名前よ!」とか、「私には孫娘がいるけれど、あなたと同じ名前なのよ」とか、そういうことでたくさん会話が弾みました。 ちなみに、彼らが話す母語はヘブライ語ですが、イスラエルのインテリな方々なので、ほとんどの人が流暢な英語だったため、会話が成り立った次第です。