娘の10歳の誕生日が3月上旬にありました。今年はプレゼントを何にするか迷ったのですが、東京でそろばんを教えていらっしゃる岩出美奈子先生が作ってらっしゃる「そろばんアクセサリー」を贈ることにしました。
娘の好きな色が青なので、青を基調にしたストラップを作っていただきたいとお願いしたところ、とても美しく、可愛らしいアクセサリーを作ってくださいました(写真)。アクセサリーに付いているそろばん珠は、柘植(つげ)と樺(かば)の木が材料で、ぬくもりを感じます。それぞれ色が違って木にもバリエーションがあります。
それを私がラッピングの専門店に持って行って、雪の上に置かれた青い結晶をイメージして包んでもらいました。ラッピング用紙は、娘がピアノを習っていることから、音符模様にしました。
誕生日の夕食の時にこれを娘に渡したら、大喜びしてくれました。岩出先生からアクセサリー作りを習いたいと言うので、お願いしたところ4月に一緒にお花見をしながら、簡単なアクセサリーづくりをレストランで手ほどきしていただくことになりました。
岩出先生は、昨年、雲州そろばんの制作を見学に、島根県の奥出雲まで行かれました。最盛期に比べてそろばんの出荷量が減ってしまっているのが実情だそうです。岩出先生は、そろばんが優れた職人技を駆使して作る、日本が誇るべき伝統工芸品であるのに、それを日本人があまり使わなくなったのは残念だとお感じになり、そろばんの珠を使ったアクセサリーを考案されました。カバンなどにそろばん珠のアクセサリーをつけたお子さんを友達が見て、そろばんや伝統工芸に興味を持ってもらえたら素敵ですね。
そろばんアクセサリーにご関心を持たれた方は、ぜひ岩出美奈子先生へメール(minako.is.61@gmail.com)で問い合わせください。
(高橋門樹)