こども教室≪もんじゅ≫代表の高橋直美です。
「そろばん・暗算コース」では、
4月以降に入塾されたお子様方も、それぞれのペースで順調に進んでいます。
小さいお子様のクラスも含め、基本的な指の使い方はマスターしたので、
そろそろ…と思い、クラスによっては
読み上げ(暗)算やフラッシュ暗算を取り入れ始めました。
小さいお子様のクラスでは、
まずフラッシュ暗算の手始めとして「数当て」から始めました。
動画でそろばんの珠が動き、
たとえば「8」が入ると、それをみんなで声を出してなるべく速く数字を答えます。
実際のそろばん上では5より大きい数になるとまだ「6,7,8…」と数えていたお子さんも、
何度かこの動画をみることで視覚的にそろばんの珠による数を覚えていきます。
自分の目で数を確認し、
大きな声でしかもなるべく速く答えるという作業によって、
頭はフル回転しています。
また、ごく簡単な読み上げ算のやり方も覚え始めています。
左側に数字、右側にそろばんの画像がうつると同時に「1円なり、3円なり…」という音が聞こえてくるので、
それをみながら、自分の手元でもそろばんを弾きます。
これにより、小さいお子様は読み上げ(暗)算のやり方を、体で覚えていきます。
Bクラスの小学校中学年以上のクラスでは、読み上げ(暗)算を始めました。
このクラスは、浅井珠算教室時代から習っている生徒さんもいらっしゃるので、
級の保有者は基本的に暗算で、4月以降に入塾されたお子さんはそろばんで計算していきます。
繰り上がりや繰り下がりがスムーズにできるようになったお子さんは、
入塾1ヶ月でも1桁の計算で正解するケースが出てきました。
繰り上がりや繰り下がりにまだ少し時間がかかるお子さんは、
できるところまで踏ん張ってもらい、
後は有級者がどのように暗算でやっているか、
じっくり観察してもらうようにしています。
宙で指を動かして頭がフル回転している様子は、
そのイメージを頭に焼き付けるだけで、
実際に自分がやるときの有効なイメージトレーニングになると思っています。
自分ができない場合も、有級者が難しい読み上げ暗算を正解すると自然に拍手がわき上がるなど、
クラスの一体感も出てきて、思わぬ相乗効果も感じる今日この頃です。
今後、その他の数に関する頭の体操的なものも、少しずつ取り入れていく予定です。