音読・書きとりコース4年生の最近の授業をご紹介します。
先週、同訓異字の漢字を勉強した時の例です。
【あける】 夜が明ける。目を開ける。家を空ける
【あつい】 暑い夏。熱いお茶。厚い本
【おさめる】国を治める。お金を納める。成果を収める
など12種類30字の同訓の漢字部分が穴埋めになっている教材を配布、みんなで取り組みました。
この教材の目的は単に漢字の用法を知るだけでなく、国語辞典の使い方を覚えることもあります。電子辞書では、同時に他の漢字の例文まで見比べて正しい漢字を探すことができません。同訓異字・同音異義語などを調べる時には、書籍の国語辞典のほうが優れています。
小さな辞書ではなく大型版のほうが、調べ学習には使いやすいです。また、小学生にはやはり小学生向け辞書が適しています。大人向けの辞書では文字が小さく収録語が多すぎて、子どもが目的の言葉を見つけ出すのが困難になってしまいます。
教室で1人ずつ辞書をひかせるのではなく、男女2人ペアで調べさせると面白いです。チーム同士で競争心も出ますし、2人の間で教え合うこともできます。同性ペアよりも異性ペアの方が相手への遠慮もあって、穏やかに、でも少しワクワク感があるようです。
答え合わせの時に、チームで順番に答えを発表してもらうと、ある生徒さんは「楽しいね」と言っていました。答え合わせが終わった後は、例文を皆で一緒に声を出して音読しました。
塾では友だちがいるから勉強が楽しくなるという1シーンでした。