昨今、受験生は大学入試や高校入試の志望理由書や面接で、「ボランティアなど何か社会活動をしたことがありますか」と質問を受けることがよくあります。これは筆記試験のみの一般入試以外の入試では、社会経験にもとづく学習意欲や行動力、リーダーシップを学生に求めているためです。しかし、ボランティアや社会活動といっても何をどこで見つけてくるのか、皆目見当がつかないのが実情ではないでしょうか。入試での自己アピールと言えば、成績と部活(または生徒会)しか思い当たらないのが、ほとんどの受験生の実情です。

近年、大学生は就職活動を前に、大学1~3年生の間に公官庁や企業での就業体験をすることが一般的となっています。そうした企画は最近、中高生向けにも多く提供されており、それらを通じて自らのキャリア適性を知ることができたり、大学学部選びや大学での学習・研究に大いに役立つ機会が豊富にあります。将来の職業選択において大きな勉強になることは言うまでもなく、入試においても面接官の関心を強く惹きつけることは間違いありません。昨今はこうしたニーズに応える企画を官公庁や民間企業がこぞって提供しており、≪もんじゅ≫でも積極的に参加するよう様々な体験をご紹介しています。

インターンシップやオフィスツアーなどに参加できない年齢のお子様には、≪もんじゅ≫が独自のプログラムを用意しています。英語読上げ算のイベントや、そろばんの都大会・全国大会などへの出場、「奥鶴川」小野路の秘境での自然観察や田植え、毎年ギオンスタジアムで開催されるファミリー・スポーツイベントなどがあります。学校以外の場所で知的好奇心を刺激する様々な学習活動は、お子様の知育と心身の健全な発育につながります。≪もんじゅ≫では、コンピューター技術が支配的になる時代だからこそ、それを運用する人間の発想やコミュニケーション力、思考力を涵養する教育をこれからも追求していきます。