AIによりあらゆるものが自動化され、自らが体を動かさなくても実現できることが増える時代、子どもの教育に何が必要となるでしょうか。それはこれまで以上に人間的な感性とコミュニケーション能力だと思われます。いくら個が尊重されるようになっても、人は社会的生物です。人との交わりなしに生きていことはできません。自然に触れて好奇心を育み、友だちと体を使った遊びに打ち興じることで、豊かな五感を持つ人に成長していきます。テクノロジーの発達が誤った方向に利用されないようにするためにも、人間的な感覚を育てることがより必要となってくるでしょう。

もんじゅは昨年度からNPO法人町田市レクリエーション連盟とさんさんくらぶさんと提携して、さまざまな体験学習の機会をいただいています。今回チラシを同封する、野津田陸上競技場(GIONスタジアム)で5月3日(水祝)10時から開催予定の「子どものスポーツフェスティバル」には、開会宣言をもんじゅの生徒さんにさせていただくことになっています。昨年の同フェスティバルでももんじゅの小学生3人の男子と女子が、きれいな芝生の真ん中に立って大きな声で宣誓をしてくれました。これは子どもから大人まで家族で楽しめるさまざまなレクリエーションスポーツの祭典です。参加費、駐車場無料ですから、ぜひ皆さんご家族でご参加ください。

また、町田市小野路の里山(合歓の里)の棚田で一緒に田んぼイベントをする「さんさん田んぼファミリー」も募集しています。こちらは6月4日(日)の田植え、草刈り、案山子づくり、稲刈り、脱穀・籾摺り、どんど焼きなど、年間を通してイベントがあり、都合の良い時に参加できます。それまで「虫なんか嫌い」と言っていたお子さんが、田んぼでは率先してイナゴやカエルを捕まえる姿が見られます。中学校受験の勉強をしても、理科の虫や植物の生態や社会科の米づくりの年間行事が出題されても、触れたことも見たこともなければイメージができず理解ができません。水田に足を踏み入れて共同作業をすることで、年齢を超えたコミュニケーションも生まれます。ご参加申込みをお待ちしています。