当教室に通う生徒さんたちに強いインパクトで知ってもらうために、教室玄関を入ってすぐ左側に、大きなのぼり旗を掛けました。

 先日、公益財団法人・日本漢字能力検定協会から通知があり、こども教室≪もんじゅ≫が日本漢字能力検定(漢検)の準会場に認定されました。準会場とは「申込資格のある学校や団体が、自ら設けた団体受検専用の会場」のことで、当教室での漢検受検が可能になりました。合格すれば漢検協会が発行する正式な合格証が授与されます。さっそく漢検ののぼり旗を教室玄関内に掲げました(写真)。

 当教室では、従来から各種検定試験は継続的学習において非常に有効であると考えています。多くの進学塾・学習塾がもっぱら参考書・プリントの説明とテストの実施・採点によって、知識の蓄積量や設問の処理速度を点数化する授業方式であるのに対し、検定合格を目指して勉強をする方法は、実力の到達度を示す段階的目標設定ができ、自学自習による継続的な努力をしやすい長所があります。

 ≪もんじゅ≫のそろばん・暗算コースは全国珠算教育連盟(全珠連)に所属をしており、2ヵ月に1回、当教室で珠算・暗算検定を受検して連盟発行の合格証を教室内で手渡しています。その他の音読・書きとりコース、作文・読書コース、個別指導コースでも、これに相当する学習の成果を証明する検定の導入を以前から検討していました。そこで、まず申請したのが漢検でした。

 漢検を珠算検定と並んで学習目標の1つに据えることで、「読み・書き・そろばん」の現代版寺子屋を標榜する≪もんじゅ≫の学習内容が、より明確になります。漢検は毎年、夏(6~7月)、秋(10~11月)、冬(1~2月)の3回受検があり、≪もんじゅ≫では夏と冬2回の団体受検を検討しています。音読・書きとりコースの生徒さんを中心に、他コースの生徒さんたちにも受検をお勧めしていきます。

 ≪もんじゅ≫の小中学生に漢検について尋ねたところ、「そろばんじゃなくて漢字にも検定があるなんて初めて知った。受けてみたい」、「毎学期の定期試験直前の試験勉強ではなく、自分のペースで勉強をしていけるのがいい」、「学校でも受検できるけど、今まで部活とかで受検できなかったので、≪もんじゅ≫でも受検できるなら受けたい」などの前向きな感想が多くありました。

 漢検合格は受験で有利に働くと言われていますが、そうした短期的な目的ばかりでなく、生涯学習の一環として生徒さんのお母様やお父様も、お子さんと一緒に受検されることをお勧めします。「どうしてうちの子は勉強しないのかしら」と嘆かれる前に、親御さんも一緒に漢検テキストを開いて勉強するなど、ご家族が勉強する姿を見せるのが、お子さんの学習意欲の向上には一番の特効薬です。