≪もんじゅ≫の「音読・書きとりコース」では、
世界の聖人・賢人の言葉をテキストの一部に取り入れています。
子どもの時分に、学校のテストに役立つ知識だけでなく、
人生の規範もいくつか学んでおいてもらいたいからです。

お子さまに伝えたいテーマの1つに、他人への「思いやり」があります。
世界の聖賢たちも、みな「思いやり」の大切さを説いています。

たとえば、孔子とイエス・キリストの二人は、
周囲の人から、人として守るべきことを問われて、次のように答えています。

  孔子「それ恕か。おのれの欲せざるところは、人にほどこすことなかれ。」
  (『論語』「衛霊公」から)
ここで孔子の言う「恕(じょ)」とは、思いやりのことです

  イエス「自分を愛するように、あなたの隣りの人を愛しなさい」
  (『聖書』「マタイによる福音書」から)

ことばづかいは違えど、どちらも同じく、
「思いやり」をもって人に接しなさい、という教えです。
心に銘記しておきたい言葉ですね。

                       門樹