≪もんじゅ≫では教養の1つとして、季節の行事や風習を
生徒さんに知ってもらいたいと思っています。
そこで、ホームページ上で定期的に季節の話題をとりあげ、
簡単に説明していきます。

 

第9講 ―― 梅雨

 

梅雨は、なぜ梅の雨とつづるかをご存知ですか。
この時期、梅の木に実がたわわにつくからです。
柔らかで短いうぶ毛に覆われた青梅の肌の上を、
雨粒が滑り落ちていく様は見ていて飽きません。

雨が豊かな日本は、梅雨の別名が多くあります。
旧暦の5月、今の6月に降る雨だから「五月雨」、
また麦が穂を出すころの雨なので「麦雨」など。
梅雨は盛夏を迎える前の恵みの雨でもあります。