≪もんじゅ≫では、①音読・書きとり、②そろばん・暗算、③作文・読書、④個別指導の4つのコースを開講しています。学習塾としては耳慣れないコース名が多いのですが、それは≪もんじゅ≫が学校の成績を上げ、入試で志望校に合格することだけを目的に授業をしているわけではないことに理由があります。≪もんじゅ≫は、地域に根差した教育を志向しています。地域の人々に愛され、コミュニティーと協働し、将来地域の役に立つ人材を育成することが使命だと認識しています。もし、勉強だけが得意になっても人間性が不十分であったら、実りある教育とはいえません。

高等学校・大学の入試ではボランティアや創造的活動が評価されるようになります。それは社会で何か問題が起きた時に、新しい解決方法を考え出し、助け合う行動力が不可欠だからです。昭和の高度経済成長期からバブル期までの大量生産・大量消費の時代には、決められた通りに行動すれば繁栄が約束されていました。しかし、経済成長が望めず、グローバル化が進む令和の時代、常に新しい問題に直面しつつ、その解決法を自ら見つけ出さねばなりません。

たとえばボランティア。「お金にならないことをやって何になるの?」と疑問視する人がいるかもしれません。しかし財政難の中、「公助」は最後であることを宣言している政権下では、皆が小さな「共助」で様々な問題を解決する必要があります。高校入試では従来の暗記偏重型入試で好成績をおさめる生徒だけでなく、未来志向型行動をとれるリーダーが求められています。

≪もんじゅ≫では中高生を主対象に体験型学習やボランティアの機会を提供しています。2021年4月4日に鶴川市民センターで行われたドキュメンタリー映画「疎開した40万冊の図書」には、参観や会場準備・受付のお手伝いをしてくださった生徒さんと保護者の方々がいらっしゃいました。今後も≪もんじゅ≫の生徒さんにはこうしたイベントへの参加を促し、様々な体験の場を提供していきます。