2017年を締めくくるにあたって、今年1年間、こども教室もんじゅが新たに達成したことと来年の展望などを、以下にまとめます。

 2013年4月に開塾した≪もんじゅ≫にとって、2017年は5年目にあたります。初年に「音読・書きとり」と「そろばん・暗算」の2コースから起ち上げ、2年目に「作文・読書」コースを、そして4年目に「個別指導」コースを開設して、現在4コース制となっております。

 5年目となる2017年の4月には、元小学校教諭を「個別指導」コースの指導スタッフとして迎え、個別指導を高橋門樹との2人体制にして充実を図りました。その結果、現在、月~金曜日は夕方以降の時間がほぼ埋まり、土曜日の午前中にも授業をするほど、生徒さんたちが集ってくれています。

 今年3月に≪もんじゅ≫が日本漢字能力検定協会から漢検準会場に認定されました。4月から「音読・書きとり」コースを中心に、生徒さんたちが漢検受検の準備を始め、10月の漢検には11名が参加し、10名が合格しました。受検者のうち3組が家族受検で、2組の親子が合格しました。

 「そろばん・暗算」コースでは、これまで通り、全国日本珠算教育連盟の小学校低学年コンクール(3月)、東京都大会(7月)に選手団を送り込み、後者では団体3等賞をいただくことができました。さらに複数の生徒が段位に合格し、初めて全関東珠算競技大会(11月)に参加しました。

 毎年恒例の「もんじゅ遠足」は、8月に第5回「鶴川・大蔵町地区歴史探訪」を、12月に第6回「気象庁・皇居見学」を実施しました。前者では地元の地形と習俗、治水と稲作の歴史を歩いて見学し、後者では気象観測・予報の現場と皇居内の歴史的建造物を目の当たりにして、知的好奇心を喚起しました。

 「個別・指導」コースのテキストの1つとして、『角川まんが学習シリーズ日本の歴史』全15巻を使い始めました。小学校6年生と中学2年生は学校で日本史を学習します。教科書以上の情報量ながら読みやすい学習まんがを講読し、≪もんじゅ≫作製のワークシートを解いて歴史を深く理解します。

 これらを踏まえ、来年2018年には新たな社会的活動を≪もんじゅ≫の活動の中に取り込んでいこうと考えています。コース・生徒数・専門性などが順調に拡充した先には、具体的な内容はまだ明確ではありませんが、地元での何らかの知的活動を通して教室としての社会的使命を果たすべきかと思います。

 近隣地域のお子様の知的成長や、学習を通じてのご家族の絆を強めるお手伝いができることは、≪もんじゅ≫の願いであり、喜びです。今後も皆さまのご要望にできる限りお応えしていくつもりです。旧年中お世話になった皆様に感謝し、来年もまた宜しくお願い申しあげます。

高橋門樹・直美