小学校5年生用英語教科書(左)と小学校6年生用英語教科書(右)

 こども教室≪もんじゅ≫の音読・書きとりコースは、これまで≪もんじゅ≫オリジナルのテキストを毎回3枚使って、お子様の各学年の漢字と5教科(国算社理英)の基礎知識、そして教養的知識・自己表現などの修得に努めてきました。しかし、今年4月からは小学校3~6年生の内容を大幅に改訂して、漢字と英語の2本柱にテキストを作り直します。その理由は、2020年度から始まる小学校英語教科化にあります。

 小学校英語の準備段階として、昨年2018年4月から文科省が作成した英語教科書、『Let’s Try! 1・2』(3・4年生向け)と『We Can! 1・2』(5・6年生向け。写真参照)が全国の小学生に1人1冊配布され、すでに外国人教員による授業が実施されています。しかし、≪もんじゅ≫に通っている生徒さんたちに尋ねると、その教科書を一部使っているとはいえ、実施方法と内容は学校によってばらつきがあります。過渡期とはいえ、これでは小学校英語の対策は立てにくいのが実感です。

 何よりも、ほとんどの小学校でこの教科書の持ち帰りを禁じているため、家庭での予習復習が困難な状況にあります。≪もんじゅ≫が上記の教科書と教師用手引きを取り寄せたところ、生徒たちが手にする教科書は絵と写真ばかりで、掲載されている文章と単語は多くありません。ところが、教師用の手引きを見ると、授業で生徒たちに見せるために用意されている映像で流される英文は、中学生レベルの文法と語彙が使われており、しかもこれまでの中学英語で扱われなかった内容です。

 この英文を映像をいきなり子どもたちに聞かせても、ほとんど理解できないでしょう。プロの通訳も「知らない言葉は聞いても当然わからないので、仕事前の準備は欠かせない」と言います。≪もんじゅ≫の生徒によれば、外国人の先生は映像や画像を見せながら英語で説明をしますが、英語を勉強している一部の子だけが先生の質問に答えられるだけで、大半の生徒は意味が分からずにいるとのことです。途中で関係のないおしゃべりをする生徒も少なくないと言います。

 ≪もんじゅ≫がある地域は数年前に近くの幹線道路が拡張されたことに伴い、年々大手塾が新たな教室を展開し、毎日のように広告が入ってきます。それらを見ると、英語を入試科目にする私立中学が増加している現況下、受験英語を小学生向けに開設する進学塾は増えていますが、一般の小学生向けの学校英語を教える塾は見当たりません。そこで、≪もんじゅ≫では音読・書きとりコースで、小学校の英語教科書に準拠した音読・書きとりテキストを作成して対応することにしました。

 外国語学習は音声から入ることが鉄則ですし、ペーパーテストで解答できるよう単語・文章の筆記練習も必須です。これまで≪もんじゅ≫が作成してきた音読・書きとり授業のノウハウは、外国語学習で大きな効果を発揮します。上記『Let’s Try! 』と『We Can!』の授業進行のモデルは、文科省HPで提示されています。当教室はそれに沿って、単語とフレーズを若干先取りで勉強するテキストを用意します。見聞きし、発音して書いた言葉なら、外国人教員の発音を耳にしても確実に理解できます。

 今後入試に限らず仕事などでもますます英語が重視されることは必至です。≪もんじゅ≫は、これまでも音読・書きとりコースで一部英語の音読を行ってきたほか、個別指導コースで中学高校の英語を教えてきた実績があります。お子様が小学生の時から英語を音読し、書くことに慣れ、学校の英語の授業が安心して受けられるシステムをご用意して持っております。ご興味をお持ちの保護者様は、ぜひお問い合わせください。