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 昨日(2016年12月4日)の朝日新聞1面のトップニュースは、「国立大入試 記述2種必須」でした(写真上)。2020年度からの大学入試で、①80字以内の作文(中難度)と、②80字以上の作文(中高難度)の2つを入試で課すというものです。

 2020年度大学入試は、今年2016年度の中学2年生が高校3年生になった時の入試です。現在、文科省が推進する大学入試改革は、グローバル時代に対応して自己表現できる人材の育成を目標にしています。

 ≪もんじゅ≫では以前から、新時代の学力として「作文能力」が不可欠であると考え、「作文・読書コース」を開講してきました。幼稚園児にはひらがな・カタカナ・短文を書く練習を、小学生には課題作品に対して1ページほどの作文を、中学生には著者経歴調べ・作品登場人物分析・作品の構成分析などをしてもらいます。

 小学生の同コースでは、①偉人伝、②理科読み物、③ドキュメンタリー、④文学作品を順に毎週1作品ずつ読み、作文ワークシート1枚に文章の要約と感想、設問と解答の抽出、文学作品の部分創作などをするのが必修課題です。

 小学生の自由課題には、①日記、②読書感想文、③新聞記事書写の3つがあります。例えば、日記は1週間に3日、1日100字前後で、1週間の出来事をワークシート1枚に書き上げてもらいます。新聞記事書写は、簡潔で構成の整った文章の書き方を覚えます。

 読書をするだけで作文力はつきません。様々なタイプの文章を読んで論点を実際に書き出し、自分の体験や考えを短くまとめる練習を、毎週無理のない量で継続することが、作文力をアップする最良の方法だと、≪もんじゅ≫では考えます。

 下の写真は、最近添削をした小学校3年生の作文ワークシートです。100字前後の文章構成や、感想を書く際のアドバイスを添削しました。作文ワークシートを始めたばかりのころは、みな文字数を埋めるだけでも苦労しますが、1ヵ月もすれば文字を埋めること自体は難なくこなせるようになります。

(高橋門樹)
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